逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

意外と簡単! 労組のつくりかた

労働組合をつくろう、なんてことが会社に知られたら、

何をされるか分かりません。

 

そりゃもう慎重にコトを運びました。

先輩にも相談しましたが、

役立たずでした。

 

話によると、私の入社前のこと、

会社の待遇に不満がたまって、

ストライキのようなことをしたそうです。

 

最後は社長が出てきて、

怒られて終わり。

和やかなもんですねぇ(笑)

 

私は、そんなぬるいことをしていても、

意味がないことが分かっていました。

だから労組だったのです。

 

労組は法的に守られた組織ですから、

対等の立場になれます。

ただ、対立はよくないですね。

それは後ほど。

 

さて、友人の会社の労組幹部との面談。

その会社の創業メンバーもいらっしゃいました。

もと組合の闘志です。

始めて会ったのは、横浜の居酒屋かどこかだったと思います。

 

労働組合って、どうやってつくればいいですか?」と私。

すると答えは、あっけないものでした。

 

「つくった!って宣言すればいい」

「最低限、規約があって委員長と書記長がいればいい」

それだけ。

 

つくるのは簡単なものです。

 

「あとは、うちの組合の上部団体を紹介するから」

と言われ、次に上部団体の人も交えて会う約束をしました。

 

日本の組合組織は「連合」というナショナルセンターの下に、

産業別労働組合があります自動車労連や鉄鋼労連が有名ですね。

さらにその下に企業組合があります。

 

企業組合でも中小企業の場合は、

産別組合の支部や分会になっていたりします。

 

ここでいう上部団体とは、産別組合のことです。

 

なお、一般労組や地域労組であれば個人加盟も可能です。

一般労組にはアルバイト・パート労組や派遣労組がありますね。

産別でも個人加盟を認めているところもあります。

 

とはいえ、数は力。

どうやって会社で組合員を集めるかが課題です。

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