組織的な組合つぶしが展開された。その理由は、嫌いだから嫌いというもの。
7月中旬。折れない2人を残して、組合員はみんな辞めていきました。
そして、会社内部には消えることのない不信感だけが残りました。
会社は非組合員を利用して、組合つぶしをしてきました。
実は6月の時点から、会社の意向を受けて従業員組織を作ろうとしていました。
ここに「6.23打合せ事項ストーリー」という書類があります。
6月23日には組合つぶしの動きが組織的に行われていたのです。
その内容を引用します。
6.23打合せ事項ストーリー
社員みんなで一つになって活動できる組織として「QC&要求サークル」というものを考えています。
MERIT
①仕事の一環として活動が認めてもらえる。
②会社にバックアップしてもらえる
③組合は要求しか出さないが「QC&要求サークル」は自らも改善していく
④対外的にオープンにしたくないことをオープンにせずに済む
⑤労使間に不必要な緊張感が生まれない
(手書きで)いきなりケンカごしに要求をつきつける必要はまったくない。
まず第一段階としてサークルとして要求活動をするべきでは?
準備委員を選出し正式な発足をもって現在の合化労連の組合を解散させる
(全体の総意のもとで新たに合化労連とくみすることは可)
産別の上部団体に入ることは、通常の企業組合でも行われていることです。
会社から何を吹き込まれたのかはわかりませんが、
この文章を読む限り、そうした世の中の動きを理解していません。
合化労連が悪魔のような存在で、会社の恥部を世の中にさらし、
そして会社を潰すとでも社長から吹き込まれたのでしょうか。
そうだとしたら。
そんなアホな社長のアホな社員は信用するに値しません。
しかも、規約原案のひどいこと。
第5条(権利)
1.このサークルは次の権利を有する
1)カンキョーおよび外部団体のいかなる圧力もこのサークルの活動を妨げることはできない。
2)このサークルはカンキョーにより認められた組織であり、全面的な援助をカンキョーより受けることができる
会社の傀儡を名乗っているも同然です。
もし、この「6.23打合せ事項ストーリー」が世の中へ出ていたとしたら。
「QC&要求サークル」の準備委員によって、会社の信用が失われいたでしょう。
このような支離滅裂の論理がまかり通っている会社なんて、怖くて信用できません。
とはいえ、こんな世間知らずだったら、騙しやすいかもしれませんね。
実際に騙されて在庫を失ってましたし(笑)
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*1:社長秘書