逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

新しいことをするのだから妨害を受けたりするのは当然のことという社長、その首謀者はだ〜れだ?

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8月19日、午後3時~4時、本社応接室にて、
第1回団体交渉が行われました。

 

出席者は、
会社:藤村社長、渡辺総務部長、田熊労務部長
組合:神田委員長、山崎書記長、上部団体専従2人

 

ちなみに労務部長は、組合対策で作られたポストです。
田熊というのは某大企業を停年退職した後に営業担当の嘱託社員として、
カンキョーに雇われていました。
立場的にはビミョーな人が労務部長をしていました。

団交は挨拶のあとに上部専従から合化労連の説明がありました。
要するに、「怖い存在じゃないよ」と説明したのです。


そして、要求に対する会社回答があり、
内容について労使ではじめて話し合いができたのです。
折り合わない部分は協定書のすりあわせとともに、
次の団交で交渉することも決まりました。

2ヶ月半、のらりくらりと延期されてきた団交が、
やっと実現し、この先の団交も保証されたのです。

 

団交の話し合いの中で社長は、
上部団体や労組と「好んで争いたくない」とか、
よいものはすぐに改善する姿勢を強調していました。
しかし、これまでの経緯を知っている私たちにとって、
詭弁でしかありません。

 

また、最後に社長から話がありました。


「新しいことをするのだから妨害を受けたりするのは当然のこと。
私は部長、課長を問わず意見は自由に行って良いと思っている」

 

社長が裏で糸を引いて妨害をしてきたのに、
いけしゃあしゃあといった態度ですね。

 

陰でコソコソと、課長や非組員を使って、
人権を無視したいじめ行為を繰り返し、
会社内に見えない亀裂をつくって、
それを肯定するというのでしょうか。

 

私の目の前にいた人は会社のリーダーではなく、
自分の主張を通すためなら何でもする卑怯者で、
臆病者の下らない人間でした。

 

そして、その隣で小さくなって座っている、
渡辺も、田熊も、社長にぶら下がるしかない、
かわいそうな小動物でした。


社長の威を借りて虚勢を張るのですが、
しょせん小さな会社の社長ですから(笑)
滑稽でむかつく人たちでした。

 

彼らも社員会ができて、意気揚々と団交に応じたのでしょう。
しかし、法律の前には会社の論理は無力です。


それを感じたのか、社長は二度と労組と同席することはありませんでした。

 

労働委員会でも証人に出ていません。
やっぱり卑怯者です。