仲裁者の仮面を被り、会社の中の対立をあおった張本人のメモ
勝手に「Aメモ」と名付けていましたが、
社長の犬をしていた課長のメモをまとめました。
仲裁者の顔をしながら、会社の中の対立という現実をつくり出した張本人ともいえます。
私たちの労働組合の動きと照らし合わせながら、再編集しています。
これを見ると、地方労働委員会へあっせんを申請する前までは、
会社不安説を流してまでも組合つぶしに躍起になっていたことが分かります。
2人だけになった組合をバカにして、のらりくらりと団交延期を繰り返す会社。
ところが、地方労働委員会へあっせん後から、焦り始めて社員会を作ろうとしています。
それまでの経営不安説は雲散霧消しています。
そして地労委での予備交渉が始まると、
社長の意志で社員会の結成に至っています。
で、何を安心したのか分かりませんが、
組合にとっては念願の第1回団交が設定されたのです。
(組合の動き)
1992年6月2日 最初の団体交渉申し入れ。
6月10日 一旦は6月10日に団交が決まるものの、非組合員からの妨害で延期。
6月24日 「申し入れ書」→団交を再申し入れ。
7月 1日 会社から「回答書」→7月8日までに回答する
(Aメモ)
7月1日 非組合員のIK
合化労連から抜けて欲しい→みんなが入るように説得する
執行部の再選
理由
1.自分たちで考えているようには思えない。
2.合化労連を選んだ理由が不明確
3.合化労連は経営者側、その他から危険思想と思われる
現実的に危ない状態(対外的援助)
ブラックリストに載っている(銀行の)
松永専務 株を引き取って欲しい
九州の計装屋 銀行で手形割引できなかった
サンコー産業:手形大丈夫ですかと言われた
VBらしくない行動ではないか
強硬姿勢な態度がよくない
→うまく行ってないと思われる
7月6日 渡辺総務部長
外部に会社の恥部が伝わるのはマズイ
→信用不安になる
社長が稼げずに資金集めに走る
部長が稼げずに資金集めに走る
渡辺部長が資金集めできずに社内の○○*3の調整に走る。
→今はそんなことはするべきではない。
このままでは8月に会社が危ない
まず会社の代表者を立てて社長と話をする
7月7日 組合役員のI
昨日は話せなかった。研修会の時話したが、上部抜けるつもり。
今日夜ホテルにTELする。
抜けるつもりはある。団体交渉しなければ意味がない
神田山崎に疑われる、1回目の団交はやる。
(組合の動き)
7月11日 「団交開催の再々申し入れ」→7月8日過ぎても回答なし。上部団体に対する誹謗中傷と管理職による介入に対する実体解明も追加要求。
7月14日 「回答書」→上部団体とカンキョー労働組合との関係はなくなっている。上部団体に対する誹謗中傷と管理職による介入は一切ない。
7月15日 神奈川県地方労働委員会へ「あっせん申請」
7月16日 地労委から会社へ「あっせん申請について(通知)」
(Aメモ)
1992年7月16日
渡辺部長:7月15日神田、山崎が地方労働委員会へ行っている。
神田君は7月10日を認めていない。
14名は合化労連から抜けたと理解している。
6人:神田、山崎、○○、○○、○○、○○
(神田、山崎)折れていない。個人加盟で続ける。
加入の時はナゾだらけなのに、脱退の時はダメというのはなぜか。
神田がウソをついていた、仲介役というのはウソだった。
→社員で非難するしかない。
(組合の動き)
7月17日 「申入書」→正当な理由もなく団体交渉を拒否している。執拗な支配介入を社会正義上許すことはできない。
(Aメモ)
7月20日
社長:人事労務課長(裏で)新組合
全員参加のリーダーをやって欲しい。
部長は田熊
7月21日
K:8月給料5%会社へバック(課長以上)or遅延
山崎、神田のBossing、7~9出張NG
H課長:S以上の中堅社員が立ち上がろう。部長は期待できない。
渡辺、田熊部長:現在までの経過(上部の個人加入はあり得ない)
脱会(有効)VS.掲示されていない(無効)
→このままPendingの状態
田熊:認められている手続きはしているからからOK
7月10日に郵送 but 7月11日合連より再々申し入れ
それに対する回答者した(7月14日)縁は切れた
地労委が7月16日来た(会社側の言いたいことは伝えた)
7月28日13:30合化労連と会社側の話合いをする。
(at 神奈川県地方労働委員会)
1.全員参加の組合をきっちりつくる(Union Shop)
共存共栄のための全員参加
神田、山崎が合化労連に入っても仕方がない。
それは田熊部長が対応する(受けて立つしかない)
2.親和会の拡大→また外から来る可能性がある。
従業員の総意で1or2で受け皿を作るしかない。
まずはKとYを孤立させる必要あり。
基本的には1の方がよい
推進グループ作る→課長はどちらでもよい(7月中に案をまとめる)最悪お盆前
最初の2年は続ける いずれ解散させる。
スケジュール
1.推進グループの会合 7月22日~23日
2.全社員の説明(本社&戸塚) 7月27日~29日
〈組合の解散〉
3.全社員大会の開催 8月4日~6日
4.結成-役員選出-規約
5.労働基準監督署に提出
松本:I君から組合員集まってもう一度 神田・山崎を説得する
7月22日
中間社員集会
個人的わだかまり、I君等は許せない。
イメージを作った我々が頑張るしかない。
その下の人たちに態度で見せるしかない。
7月23日
社員会or組合and UnionShop
昨日は時間をかけるはずだったが、やはり早くやるべきだと社長の指示、できれば社員会の方向で月内に決着させる。
7月23日推進グループ(各部から1名)
7月24日社員会の発足の発表(全社員に対して)
(7月27日までに指示を得る)→最悪でも今月中
7月28日までは解散させない、その後順次投票させる
2人で勝手に地労委へ行ったのはおかしい
組合員の同意がない、社員の代表ではない
(RICHOは社員会)
きっちりとした型にしないと合化労連につっこまれる。
7月23日
I君:もう一回臨時大会を開いて上部団体脱退の再度決議
→除名されていたら文章で明示しろ。
最後の助け船のつもりです。
M:それしか手段がないなら仕方がない。
N♀:組合自体はいらないが仕方がない。
I君:組合にしたい
渡辺:自己主張OK(ビジネス上も)
課長以上10%カット、来月普通社員も遅延orカット
I君:神田、山崎はカンキョー組合とNew合化労連に2つに入っていることはおかしい。
解散or加入(合化労連と切れているなら)
I:組合が良い
社長&渡辺(との密談)
社長:組合として今までの主張はすべておかしい(個人加入7月であれば)
それはそれで結束を早く高める ~8月1日
まずは早くStartさせる。そのためには難しいことは抜きにゆるやかな形でStartする。
徐々に良くしていく、会社とも正当な話合いをする。
とにかく神田、山崎組が不当なことをしているという話にもっていく。
組合からStartすると時間がかかる、だから社員会で、
労働基準監督署も地労委も来ているから、
組合or社員会でという議論はするべきでない。
まず、Startさせることが大事
7月23日
社長&渡辺
推進委員会 I君、M、他6人
1.推進委員会の意思統一 7/23
2.全社員への説明(推進委員より)7/24
3.役員の承認、規約の承認 7/27
会社
・協定の準備、就業規則の準備 7/24
・協定書締結 7/29
・労働基準監督署への提出 7/30
1.現状(混乱している)どうしたら良いのかわからない。
2.地労委のあっせん願いが行っている、労働基準監督署も来ている。
3.神田、山崎が新しい組織で動いている(規約違反)
これらの過激な行動に対抗するには、速やかに社員全員の総意による組織を作る必要がある。
時間がないので、まず,ゆるやかな規約で社員会をStart、その後がっちり固めていく。
(組合でも良い)
I君:神田一応話した、上の案OK
7月24日
本社及び戸塚で説明会(お昼12時半から13時)
「結成した規約はこうですが、見直していきます」
スタート賛成の方は署名してくれ。
とりあえず形をつくってスタートする(テキスト参考にした)
Sの説明::コピーして全員に説明してくれ。
1992年7月27日
H課長:ものの考えをうるのが営業 企業理念のもとに人身を共にする
説明会
社長:できれば全員参加の方向で(時間がかかっても)
対立というのはつくりたくない。
親和会のイメージ対立じゃなく仲良くやろうなのになぜ?
KTC 17/18 本社15/19
①92.7.27 結成の了承を会社にもらう
②協定について 会社→社員会で申し入れをしたい
深夜、休出 社外 残業 社内
→カンキョーはフレックス 8hr×稼働日数のTotal
9時出社でいつ帰っても良い
③総会:役員の再選or信任(至急)
神田、山崎に対するとき(彼らが入りたい場合)
組合を解散しないとだめだよ。
社内に対立を作りたくない、総意のもとにやりたい。
(組合の動き)
7月28日 地労委にて団交に向けての予備交渉。
(Aメモ)
1992年7月28日
社長、田熊労務部長、渡辺総務部長、豊田常務
話し合いにならず、強気、社員会にこうぎ(会社が動かしている)
①組合の解散
②団交を受けてから解散
神田・山崎入れても良い(注:多分、社員会へ入れてもよいということ)
掲示する(加入者募集)
やめたか、やめないかハッキリいわない
8月4日~6にもう一度話し合い。
お盆前後に団交
全体の雰囲気として排除するしかない(馴れ合いになる)
2人に出ていってもらうしかない Goal
家族的にやっていた、今までと同じ形に戻したい
対立が目的ではない(会社派ではない)
1992年7月29日
S:○、○、OK 金曜日に委員会の話をする
渡辺:8月1日に週に8名集まって会社と打合せ
就業規則は全てOPENにする。
Mと○はやりたくない。
1992年7月30日
I君:OKやる。 M、○、○を説得する。
H課長:会長オレがやる、中間が握らないと無理
まず3カ月だけやる 執行部の改選を行う
1.合化労連排除
2.親和会の延長
3.事業に全力を傾けさせるためのもの
○、○、○は第二期にやる
カンキョー事業をやっていく人の集まり
全力で仕事へ打ち込めるための付属機関
カンキョー事業を通して、カンキョースピリットを
もった人の集まりで、社業の発展と
個人の発展を両立させるための機関です。
1992年7月31日
選出
代表:H課長
委員:○、社長秘書
(Mと○は過半数に達せず)
代表:A
委員:I、○、○