逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

人は見たい世界化しか見ない。反組合員が見ていたのは社長のフィルターを通した世界だった。

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不安をあおって、労組の責任にして、私を信じれば救われるという社長。

それを信じて、異分子を必死になって排斥する従業員。

まるでカルトです。

 

人は自分の見たい世界しか見ていません。

見ている世界の広さが,その人の大きさです。

社長も部長も、もっと視野の広い人だと思っていました。

しかし、利己的て視野の狭い人たちでした。

それについていった、反組合員たちもしかり。

社長の言っていることが、彼らの世界だったのです。

彼らは自分の考えや判断で行動しているつもりだったようですが、

全ては社長の言動のカーボンコピーでした。

そのことに、本人たちも気付いていなかったのです。

 

さてAメモです

 

1992723

社長&渡辺 

推進委員会 I君、M、他6

1.推進委員会の意思統一 723

2.全社員への説明(推進委員より)724

3.役員の承認、規約の承認 727

会社

・協定の準備、就業規則の準備 724

・協定書締結 729

労働基準監督署への提出 730

掲示ワープロで作る規約、目的、活動方針、その他

 

1.現状(混乱している)どうしたら良いのかわからない。

2.地労委のあっせん願いが行っている、労働基準監督署も来ている。

3.神田、山崎が新しい組織で動いている(規約違反

これらの過激な行動に対抗するには、速やかに社員全員の総意による組織を作る必要がある。

時間がないので、まず,ゆるやかな規約で社員会をStart、その後がっちり固めていく。

(組合でも良い)

I君:神田一応話した、上の案OK

 

さて、詳しく検討しましょう。

 

1.現状(混乱している)どうしたら良いのかわからない。

はっきりって、混乱を作り出したのは、社長の意思を受けてひっかきまわした非組合員たち。

自分たちが、無知で何もしてこなかったのに、組合ができた途端に攻撃してきたのはおめえらだよ!

 

3.神田、山崎が新しい組織で動いている(規約違反

規約違反を問うなら、地労委で主張すれば良い。

それに、私たちは2人になっても地労委からは組合と認められている。

執行委員だったにもかかわらず、経営危機というブラフに騙されて、

勝手に会社と結託して、組合を潰そうとしたのは、I君きみだよ。

 

これらの過激な行動に対抗するには、速やかに社員全員の総意による組織を作る必要がある。

過激でもないし、通常の権利を行使したけだし。

反組合員は社員総意と言いながら、「社長の意志に従った」というカッコ書きのある総意だろ。

そんなに労組を結成されたの気に入らなかったのなら、こんなに引っかき回さないで、

自分たちだけで社員会でも何でも作れば良かっただろうって。

それができないのは、もともとの能力や信念がないんだよ。

結局、社長の後押しがないと何もできない坊ちゃん嬢ちゃんだよね(笑)

 

社員会をつくったところで、痛めつけられた後輩達は面従腹背

お互いの不信感だけが残った下らない争いだった。

 

 

 

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