人は見たい世界化しか見ない。反組合員が見ていたのは社長のフィルターを通した世界だった。
不安をあおって、労組の責任にして、私を信じれば救われるという社長。
それを信じて、異分子を必死になって排斥する従業員。
まるでカルトです。
人は自分の見たい世界しか見ていません。
見ている世界の広さが,その人の大きさです。
社長も部長も、もっと視野の広い人だと思っていました。
しかし、利己的て視野の狭い人たちでした。
それについていった、反組合員たちもしかり。
社長の言っていることが、彼らの世界だったのです。
彼らは自分の考えや判断で行動しているつもりだったようですが、
全ては社長の言動のカーボンコピーでした。
そのことに、本人たちも気付いていなかったのです。
さてAメモです
1992年7月23日
社長&渡辺
推進委員会 I君、M、他6人
1.推進委員会の意思統一 7/23
2.全社員への説明(推進委員より)7/24
3.役員の承認、規約の承認 7/27
会社
・協定の準備、就業規則の準備 7/24
・協定書締結 7/29
・労働基準監督署への提出 7/30
1.現状(混乱している)どうしたら良いのかわからない。
2.地労委のあっせん願いが行っている、労働基準監督署も来ている。
3.神田、山崎が新しい組織で動いている(規約違反)
これらの過激な行動に対抗するには、速やかに社員全員の総意による組織を作る必要がある。
時間がないので、まず,ゆるやかな規約で社員会をStart、その後がっちり固めていく。
(組合でも良い)
I君:神田一応話した、上の案OK
さて、詳しく検討しましょう。
1.現状(混乱している)どうしたら良いのかわからない。
はっきりって、混乱を作り出したのは、社長の意思を受けてひっかきまわした非組合員たち。
自分たちが、無知で何もしてこなかったのに、組合ができた途端に攻撃してきたのはおめえらだよ!
3.神田、山崎が新しい組織で動いている(規約違反)
規約違反を問うなら、地労委で主張すれば良い。
それに、私たちは2人になっても地労委からは組合と認められている。
執行委員だったにもかかわらず、経営危機というブラフに騙されて、
勝手に会社と結託して、組合を潰そうとしたのは、I君きみだよ。
これらの過激な行動に対抗するには、速やかに社員全員の総意による組織を作る必要がある。
過激でもないし、通常の権利を行使したけだし。
反組合員は社員総意と言いながら、「社長の意志に従った」というカッコ書きのある総意だろ。
そんなに労組を結成されたの気に入らなかったのなら、こんなに引っかき回さないで、
自分たちだけで社員会でも何でも作れば良かっただろうって。
それができないのは、もともとの能力や信念がないんだよ。
結局、社長の後押しがないと何もできない坊ちゃん嬢ちゃんだよね(笑)
社員会をつくったところで、痛めつけられた後輩達は面従腹背。
お互いの不信感だけが残った下らない争いだった。
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