逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

やっぱり社長が裏で糸引いていました。力ない者が、力のある者に挑むことは悪となるのです。

前回は「623打合せ事項ストーリー」という書類を紹介しました。

623日には組合つぶしの動きが組織的に行われていたのです。

 

ここまで至ると、私たちが悪者のように思えてきます。

 

力ない者が、力のある者に挑むこと、反旗を翻すことは悪となるのです。

抵抗する弱者は悪者となります。

そして、仲間の裏切り。

彼らは強者の側についていきます。


「あなたは弱者のことが分かっていない」と非難されたことがあります。

しかし、その人は一体、何をい言ったかったのでしょうか。
そして、私の何を知っていたのでしょうか?

今の私を見ているだけの人には何も分かりません。

 

かつて私は弱者の立場に立たされていました。

誰でも弱者の立場になるのです。

 

しかし、私は自分を「弱者」に置いて、そこに安住している人たちとは違います。

「弱者」なら「弱者」なりの闘い方があります。

強者にとっては常軌を逸しているかもしれません。

それが弱者の戦略なのです。

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さて、私たちは、さらにつらい立場に立たされます。

Aメモ」から引用しましょう。

 

1992721

K8月給料5%会社へバック(課長以上)or遅延

山崎、神田のBossing79出張NG

 

Kは当時の部長かな。

へーぇ。給与遅配とか、給料を返せとか尋常じゃない状態ですね。

それを起こしたのは、経営者の無策で,労組は全く関係ありません。

それに、私たちは円満な関係を望んだのに、最初から悪者扱い。

それを利用して、会社としての無策を隠そうなんて、ちっと非道ではありませんか藤村さん。

 

それに英語がよく分からないのだけど、Bossingって、私たちが威張っているって意味かな?

これだけ痛めつけていて、どの口がいえるのでしょうか。

 

720

社長:人事労務課長(裏で)新組合

   全員参加のリーダーをやって欲しい。

   部長は田熊

 

ほら。

社長からAメモの課長が指示されていましたとさ。

 

不当労働行為の動かぬ証拠です。

そして、「社員会」の結成は全て強者の論理で進みます。

 

 

ブログ「Book & Action 四の五の言わずビジネス書に書いてあることをやってみた」もよろしく。

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