やっぱり社長が裏で糸引いていました。力ない者が、力のある者に挑むことは悪となるのです。
前回は「6.23打合せ事項ストーリー」という書類を紹介しました。
6月23日には組合つぶしの動きが組織的に行われていたのです。
ここまで至ると、私たちが悪者のように思えてきます。
力ない者が、力のある者に挑むこと、反旗を翻すことは悪となるのです。
抵抗する弱者は悪者となります。
そして、仲間の裏切り。
彼らは強者の側についていきます。
「あなたは弱者のことが分かっていない」と非難されたことがあります。
しかし、その人は一体、何をい言ったかったのでしょうか。
そして、私の何を知っていたのでしょうか?
今の私を見ているだけの人には何も分かりません。
かつて私は弱者の立場に立たされていました。
誰でも弱者の立場になるのです。
しかし、私は自分を「弱者」に置いて、そこに安住している人たちとは違います。
「弱者」なら「弱者」なりの闘い方があります。
強者にとっては常軌を逸しているかもしれません。
それが弱者の戦略なのです。
さて、私たちは、さらにつらい立場に立たされます。
「Aメモ」から引用しましょう。
1992年7月21日
K:8月給料5%会社へバック(課長以上)or遅延
山崎、神田のBossing、7~9出張NG
Kは当時の部長かな。
へーぇ。給与遅配とか、給料を返せとか尋常じゃない状態ですね。
それを起こしたのは、経営者の無策で,労組は全く関係ありません。
それに、私たちは円満な関係を望んだのに、最初から悪者扱い。
それを利用して、会社としての無策を隠そうなんて、ちっと非道ではありませんか藤村さん。
それに英語がよく分からないのだけど、Bossingって、私たちが威張っているって意味かな?
これだけ痛めつけていて、どの口がいえるのでしょうか。
7月20日
社長:人事労務課長(裏で)新組合
全員参加のリーダーをやって欲しい。
部長は田熊
ほら。
社長からAメモの課長が指示されていましたとさ。
不当労働行為の動かぬ証拠です。
そして、「社員会」の結成は全て強者の論理で進みます。
ブログ「Book & Action 四の五の言わずビジネス書に書いてあることをやってみた」もよろしく。