逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

世間様がよく見えてないと、わけのわからなことをするもんです

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入社2年目のM君から。

組合はいわれのない恨みを買いました。

 

それなら執行委員にしておけばよかった。

でも、あとの祭りです。

彼はこのあと、反対派となって、

組合切り崩しの尖兵となるのです。

(彼も若かった!)

それは、追って話します。

 

組合の結成時に「組合結成宣言」を読み上げました。

確か、執行委員のN君に読み上げてもらったと思います。

M君はN君を下に見ていたので、それも気に入らなかったみたいです。

 

組合結成宣言

 

私たちは組合活動通して、

①明確な労働条件の下で、従業員が安心し且つ、活力を持って働ける職場環境の形成

②教育体系の整備トと多様な教育機会を求め従業員一人一人の能力向上を目指す

③労使間および従業員同士の伝達過程の円滑化を図り、お互いの人間性尊重と信頼関係を醸成する

どういった目的の実現に努力をしていく。そして、現在の低い生産性に満足している労働意識を改革し、

より高い労働生産性を実現することによって、組合員の一人ひとりの幸福っと会社の発展に寄与していくものとし、

ここに労働組合の結成を宣言する。

 

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そういえば、入社1年目の新入社員も組合の結成大会に参加していました。

「会社を良くするため」と話して納得してもらってたはずですが、

みんな、あとで私にだまされたと思ったこかもしれません。

 

このあと、会社に対して「労組I結成通知」と最初の「要求書」を渡しました。

社長が不在だったので、総務部長に渡しました。

 

要求書の内容は

  1. 36協定の締結
  2. 深夜労働、休日労働に対する賃金の支払い
  3. 日本LCADIPS研修の導入
  4. 労使による事前協議
  5. 組合に対する便宜供与

 

世間一般の企業を知っていれば、

至極真っ当な要求だったと思います。

 

これのどこが問題なのでしょうか。

社長や幹部が考えていることは、

もっと別の所にありました。

 

常識知らずの従業員もまた、

違う話に踊らされます。

 

 

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