逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

同期の二人と一緒に、ランチで秘密会議。

なんで従業員にとって大切なことを秘密にするのだろう。

そりゃあ社長なりの言い分はあるだろうが、働いているのは私たちです。

経営者が従業員のもとに降りてきて、話してほしかったですね。

 

今になって思えば、社長は人の話に耳を貸すような人ではなかったようです。

ジョブズや盛田、井深にでもなったつもりだったのでしょう。

社長に意見をする幹部は、ひとり、また一人と辞めていきました。

 

 

さて、唐突に戸塚事業所設立の話を聞いた私。

 

本社の技術・製造・研究開発部門と六郷にある物流センターを統合移転するということ。

 

理不尽な思いを抱え、このまま働く価値のある会社にしたいという思いも。

 

ベンチャーとは言いながらも、風通しの悪い会社だったので、

社長に何を言ってもムダという雰囲気もありました。

 

なんとかして、変える方法はないか。

なんて考えていたら、労働組合は会社と対等に話せると本に書いてありました。

 

そこで、秘密裏に同期のIくんと神田くんに声をかけました。

私は労働組合の活動方針を2人に見てもらいました。

 

最初に掲げた活動方針は4つでした。

  1. 違法就労状態の改革
    (36条協定の締結と深夜・休日割増賃金の支払い)
  2. 36協定の遵守と総実労働時間の規制
  3. 教育体系の充実
  4. 労使間協議の実行 

わかりやすく言うと、

  1. 労働基準法を守ってください、
  2. だらだら働くのをやめて効率よく働きましょう、
  3. そのために、効率の良い働き方を学びましょう、
  4. 風通しの良い会社にしましょう、

ということ。

 

とりあえず2人は理解してくれて、労働組合設立への模索が始まります。

 

それからというもの、昼休みに3人でランチを食べながら話し合いました。

もちろん、普段カンキョーの従業員が利用しない店であることはリサーチ済みです。

同期同士ですから誰も怪しむことはありません。

 

ところが、実際にどうやって作っていいか、わかりません。

本を読んでも詳しくは書いてありません。

 

そこで、私は大学時代の友人に相談します。

そしたら思いもかけない言葉が返ってきました。

 

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当時書いた活動方針案が残っていました。ネタ切れの時にでも全文を少しずつ公開していきます。

 

#働き方改革 #残業 #ベンチャー

 

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