逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

労組ができると会社は信用不安になるそうです(笑)アホか!!

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ここまで、強硬に外部の目を拒むのはなぜか。

会社の主張と同じことを繰り返すのはなぜか。

 

何度も、何度も嫌がらせのように話合いが行われました。

それも、課長クラスは抜きで古参の従業員が主導して。

 

会社もそうした従業員のごたごたを理由に、

団体交渉を拒んできます。

 

話合いの中ではM君が強硬に組合に反発をします。

他の従業員は、私たちが上部団体にだまされていると、

信じ込まされていました。

 

そうした動きのなかで、ある課長が善人面して仲介を名乗り出ます。

組合の執行部員は、私や神田委員長のいないところで、

上部団体を抜けるとか、組合を解散させるとかいう話が進んでいきます。

 

もはや、日本の労働組合の常識的な構成を理解しようとしないで、

ただ単に「嫌いだから」「(ありもしない)秘密を守りたいから」、

という支離滅裂な論理が社内のスタンダートになっていきました。

 

企業単独労組では、会社には交渉で勝てないのです。

だから上部に入って数の力をつけるのです。

けれども、組合の執行部員もそれを理解していませんでした。

というより、先輩たち非組合員の嫌がらせに押されたのでしょう。

 

このとき、会社の信用不安説が出てきます。

噂の出所は抑えてあります。

社長がかわいがっていたIと、総務部長からでした。