逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

仕事と人格は別です。労組とそれを作った人の人格も別です。

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社員会の設立の動きの中で、
推進員会として働いていた人たちは、
活動時間の給与は保証されていました。

 

つまり、会社からお金をもらって活動をしていたといえます。

 

そうして「会社に認められる」という一点で、
彼らは会社に自分の人格を売り渡していました。

 

だから「対立が目的ではない」と口では言いながらも、
労組のメンバーであることを理由に「いじめ」という、
人権侵害を平然と行っていたのです。

 

彼らにしてみれば、会社に従わない者は、
自分たちとは違う人間と考えていたのでしょう。


会社に従えば平等に扱うが、そうでなければどうでもいいのです。

そうやって、いじめを受けて耐えきれずに組合員は去っていったのです。

解決することのない不毛な争いに嫌気がさして去っていったのです。

 

この時期、カンキョーの売上高は落ち込んでいました。

 

それはそうです、人権侵害という重大な問題を、
重大と捉えることができない経営幹部たちです。

 

ものが売れないのは、自分たちの思想が分からない消費者が悪いのです。

 

自分たちの作った商品の品質や機能が劣っていたのに、
経営陣は自分たちの責任と考えることができなかったのです。

 

 

 

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