成長と責任、会社はクラブ活動ではありません。
私が2年目の当時は、平均年齢が25歳程度、社長も40代。
社長は40代には見えない人でしたが(笑)
改めて考えると、今の私よりも若かったのですね。
それで、当時30億の会社を作っていたことに驚きです。
会社は若いメンバーばかりだから、ノリが良くて、
残業を除けば、楽しい職場でした。
新卒採用者は私たちの代が最も多く11人もいました。
同期の8人は、会社の借り上げ寮住まいだったので、
みんな友達感覚です。
仕事とプライベートの区切りがないため、残業は平気でした。
みんな若くて、区切りなんて考えてなかったのでしょう。
私は自宅通勤だったので、プライベートな時間が欲しかったのでしょう。
地元の友人や彼女と会う時間も大切でした。
会社での付き合いもそこそこに、帰れるときは早く帰っていました。
だから余計に「働く」ということに、疑問を持ったのでしょう。
あるとき書店で労働基準法に関する本を買ったのです。
読めば、読むほど、会社の異常さが見えてきました。
社長や先輩から二言目には「他の会社とは違うから」といわれ、
ベンチャーだからそうなんだと、
納得というか、むしろ特別な感覚を持っていました。
自分でもそれがカッコイイと思っていたのでしょう。
そうはいっても、日本は法治国家です。
法律は平等に適用されます。
「働く」ということに疑問を持ったがために、
客観的に他社と比較をすることができたのです。
会社は急成長を理由に、やるべきことをやらずにいたのです。
それはまた次回にでも。
1990年度入社式の集合写真です。後列が同期の新入社員です。前列のゴーグルみたいな眼鏡を掛けている人が社長です。
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