逃げればいいのに闘ってしまいました

もう四半世紀前、バブル期新卒採用3年目の会社員が、自分がいたベンチャー企業を相手に闘ってしまった話です。私の経験が、いままさに働き方に悩んでいる若者へのエールとなれば幸いです。

成長と責任、会社はクラブ活動ではありません。

私が2年目の当時は、平均年齢が25歳程度、社長も40代。

社長は40代には見えない人でしたが(笑)

改めて考えると、今の私よりも若かったのですね。

それで、当時30億の会社を作っていたことに驚きです。

 

会社は若いメンバーばかりだから、ノリが良くて、

残業を除けば、楽しい職場でした。

新卒採用者は私たちの代が最も多く11人もいました。

同期の8人は、会社の借り上げ寮住まいだったので、

みんな友達感覚です。

仕事とプライベートの区切りがないため、残業は平気でした。

みんな若くて、区切りなんて考えてなかったのでしょう。

 

私は自宅通勤だったので、プライベートな時間が欲しかったのでしょう。

地元の友人や彼女と会う時間も大切でした。

会社での付き合いもそこそこに、帰れるときは早く帰っていました。

 

だから余計に「働く」ということに、疑問を持ったのでしょう。

あるとき書店で労働基準法に関する本を買ったのです。

 

読めば、読むほど、会社の異常さが見えてきました。

 

社長や先輩から二言目には「他の会社とは違うから」といわれ、

ベンチャーだからそうなんだと、

納得というか、むしろ特別な感覚を持っていました。

自分でもそれがカッコイイと思っていたのでしょう。

 

そうはいっても、日本は法治国家です。

法律は平等に適用されます。

 

「働く」ということに疑問を持ったがために、

客観的に他社と比較をすることができたのです。

会社は急成長を理由に、やるべきことをやらずにいたのです。

 

それはまた次回にでも。

 

f:id:cognis:20180316211103j:plain

1990年度入社式の集合写真です。後列が同期の新入社員です。前列のゴーグルみたいな眼鏡を掛けている人が社長です。

 

#働き方改革 #残業規制 #ベンチャー

 

私のもう一つのブログもよろしく

Book&Action 四の五の言わずにビジネス書に書いてあることをやってみた https://tomiyasukougu.wixsite.com/book-action/